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なぜBUMPファンはリトルブレイブTシャツを着るのか?

題にもしたけど、なんで街で遭遇するBUMPファンってリトルブレイブTシャツ着てるの!?っていうここ2年くらいの疑問があるんです。

今まで街で遭遇したBUMPファンが着てるTシャツ、圧倒的にWILLPOLIS2014のリトルブレイブTシャツが多い。何故だ。

そしてその人が電車でスマホなんかいじってると「おまえBUMPファンだろ?俺は分かってるぞ?」っていう気持ちで、謎の優越感とともに彼・彼女を監視する。ロキノンあるあるだよね。

さて、何故BUMPファンってリトルブレイブTシャツ着てるのか。考えた。結論から言うと、リトルブレイブTシャツって「制服っぽい」からじゃないか?

制服ってさ、知らない人にはどこの学校の生徒って伝わらないじゃない? ただ学校の名前がデカデカと書かれてるわけではないから。知ってる人は知ってるもの、近所の人には暗黙の了解となっているもの、それが制服なんです。

さらに制服ってのは、その学校の伝統なり校風なりをデザインが体現してるものである。あの制服どこの学校なんだろうなー、なんかスカート丈も落ち着いてて育ちの良さそうな子たちだなー、的なイメージを社会に与えるわけです。

それでいて制服ってのは、街で浮かないし、飽きない。校風を主張しながら社会と溶け込みつつ、生徒側もまあ三年間着てやろうかなくらいのまともなデザインになってるんだよね。

この制服の役割に似ているのが、リトルブレイブTシャツなのではないか?

バンTって、やっぱファンの制服じゃないですか。バンT着ることで、その日一日はファンとしての自分を保ち、あるいは街中に自分のバンド愛をアピールするわけです。でもデデーンってバンド名書いてあっても伝わりすぎて恥ずかしいじゃんか。だからこそ「分かる人に分かればいいんです」っていう、対特定のコミュニティーアピールがしたいんだよね。"リトルブレイバー"とかな、もうBUMPファンには馴染みある言葉だし、何かリトルブレイブ号とか映像にもなっちゃったし、「BUMPer」にだけ伝わるキーワードなわけだ。

で、このTシャツに描かれてる漫画のイラストは、アルバムの歌詞カードにも出てくるけど、山崎監督のものなんだよね。まさに最近のオシャレカッコいい路線のBUMPが前面に出てるデザインだと思う。同時に、人気実力ともにあるクリエイターと組んで活動してる、今の勢いあるBUMPの雰囲気を体現してるデザインとも言える。この凝ってるTシャツを纏うことで、現在の精力的な活動を見せるBUMPのエネルギー、同時にその勢いに乗っかってるファンのエネルギー、両方を周囲に伝播させたいっていう無意識のファン心理はあるんじゃないかな?

そして、このTシャツ、バンTを着るのにためらう原因となりがちな、イベント系Tシャツならではの「ダサさ」が無いのよなー。ツアースケジュール書いてないし、バンド名入ってないし、背中の襟首にRAYってプリントしてあるだけなんだよ。そしてTシャツのボディーも、ルーズフィットではないノーマルタイプ、色はホワイト、価格も3000円という、飽きのこない着やすさ、お求め安さである。

ここまで書いて、リトルブレイブTシャツ最強だなおい!!と一人感動しているのだが、BUMPファンの皆様、どうでしょうね?

ちなみに、筆者はリトルブレイブTシャツ持ってません。うぃるぽミントTのいかにもライブ用ですよ!!感にヤられてそっちを買ってしまい、以後寝巻きとしてしか日の目を見てないというベタなことをしてしまいました。

こういうケースもあるというリアリズム そんな目で俺を見んな

(グロリアスレボリューション by BUMP OF CHICKEN)