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ルーツミュージック研究 - syrup16gとThe Smithsの4曲を比較

モリッシーが来日してたのを昨日知りました。もう遅えかねえ。

モリッシーとは80年代UKロックバンドの代表格、The Smithsのフロントマンです。かつて筆者がsyrup16gのインタビューやら何やら読み漁っていたとき、syrup16gは日本のスミスだと言われていますがどうですかみたいなインタビューがあったのをきっかけに、The Smithsというバンドを知った。

詳しい人が聞いたらそう聞こえるんだシロップって、と思い、興味を持って少しずつ漁っていった。すると洋楽素人からしてみても「ザ・スミスのエッセンスがシロップに流れ込んでいる」というのは確かに感じ取れるものだった。

そこで今回は「あっこれシロップの元ネタ?」というThe Smithsの楽曲を挙げてみます。もし読者の方にザ・スミスモリッシーの熱狂的なファンの方がいらっしゃると、いかに勉強不足か伝わってしまいそうですが、さっそく。

1) Bigmouth Strikes Again – 落堕

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バックで軽やかに刻まれ続けるギター、細いけど確かに聞こえる繊細な音。そして0:50あたりからのカッコつけるぜ感満載のリフ。2:09あたりで一瞬現れるちょっと歪んだギターの音はシロップファンには「あれっこの感じ…!?」というデジャヴ感。聞いてニヤニヤしてください。

2) What Difference Does It Make? – I Hate Music

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跳ねるテンポに肩が揺れる。繰り返されるギターのフレーズが印象的な曲。ぐいぐいと演奏がすすんでいく、この推進力もポイントかな。歌詞を見るに自分の元を去っていく女性への「愛憎」なんかがテーマになっている印象です。この曲と「音楽大っ嫌い」と叫ぶミュージシャンが作った曲が似てる(主観ですが)ってのは、偶然にしては意味ありげ。

3) Please, Please, Please, Let Me Get What I Want – ハピネス

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疲れた人間を優しく癒すかのようなギターのキラキラした音に胸が締め付けられる。天国が見えそう。この曲は二分もないんだけど、哀愁が心臓にどっと流れ込んでくる。疲弊し、力尽きた人間が最後に欲しがるものは何なんだろう、そんなことを考えてしまう一曲。センシティブエモーション系マイマインドになっちゃうね。

4) I Started Something I Couldn’t Finish ー 真空(ライブ映像「患者」より)

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イントロの5秒を聞いてください、これに尽きる。そして、患者の真空のイントロでギターをかきむしり、患者たちを焦らす五十嵐さんを思い出してください。
五十嵐さんにとって「終わらせることができないもの」が音楽であり、syrup16gであってほしいなー、なんて曲タイトル見ながら思った次第です。

ちなみに去年シロップも出演したthe telephonesのラストパーティーでは、dustboxの前にThe Smithsがかかってて(There is A Light That Never Goes Outだったかな)、サカナクションの前にはThe Cure のFriday I’m in Loveで、テレフォンズ80s好きだな~と内心ニヤニヤしてたのを思い出しました。

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「この曲あのバンドの曲に似てる」っていうのは不毛な論争ではあるけれど、それとは別に、ルーツミュージックを探ることはとても面白くて、音楽の聴き方を広げてくれると思います。邦楽ロックから入った人も、好きなバンドのルーツミュージック探る目的で洋楽も聞き始めたらもっと音楽ライフが楽しくなるよ。経験者として、おすすめします。